デプロイメントの開始にあたり、以下のリソースを準備する必要があります。

1. 要件

  • Helm 3.14+
  • Kubernetes 1.24+
    1. 注意点 ライセンスをアクティベートの際して、必要な権限を確実に取得するために、必ずITチームと連絡してください。
      • ServiceAccount(必須)
      • Role / RoleBinding(必須)
    2. 警告 制限された環境で作業を行う場合、Podが root として実行できるようにしてください(OpenShiftなど)。
  • クラウドプロバイダ (サポートされている)
    • AWS, Azure, Aliyun, Tencent Cloud

2. ドメイン

Difyエンタプライス版には5つのドメインを設定する必要があります。ドメインは以下の通りです:

  • コンソール: console.dify.local
  • サービスAPI: api.dify.local
  • アプリ: app.dify.local
  • ファイル: upload.dify.local
  • エンタープライズダッシュボード: enterprise.dify.local

3. テストデプロイメントリソース

  • Kubernetesクラスター
    • 1ワーカーノード: 4 CPU, 16 GB RAM
  • 永続ストレージ
    • s3, amazon-s3, azure-blob, aliyun-oss, google-storage, tencent-cos
    • 100 GBストレージ
  • Postgresデータベース
    • バージョン14+
    • 2 CPU, 4 GB RAM
    • 256 GBストレージ
  • Redisデータベース
    • バージョン6+
    • 1 GB RAM
  • ベクトルDB仮想マシン - Qdrantシングルノード
    • 1仮想マシン
    • 4 CPU, 8 GB RAM
    • 100 GBストレージ

4. 本番デプロイメントリソース

  • Kubernetesクラスター
    • 6ワーカーノード: 各8 CPU, 32 GB RAM
  • 永続ストレージ
    • s3, amazon-s3, azure-blob, aliyun-oss, google-storage, tencent-cos
    • 512 GBストレージ
  • Postgresデータベース
    • バージョン14+
    • 4 CPU, 8 GB RAM
    • 512 GB SSD ストレージ
  • Redisデータベース
    • バージョン6+
    • 2 GB RAM
  • ベクトルDB仮想マシン - Qdrantクラスター
    • 3仮想マシン
    • 8 CPU, 64 GB RAM
    • 100 GBストレージ