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本ガイドでは、Dify エンタープライズ版のデータベース設定方法について説明します。Dify エンタープライズ版は Docker Compose および Helm Chart の 2 つのデプロイ方式をサポートしており、PostgreSQL、MySQL、TiDB の 3 つのデータベースエンジンに対応しています。

アーキテクチャの概要

Dify エンタープライズ版は、単一インスタンス・マルチデータベースアーキテクチャを採用しています。すべてのコミュニティ版およびエンタープライズ版サービスは同じデータベースサーバーに接続されますが、各サービスはそれぞれ独立したデータベースを使用します。
注意:コミュニティ版サービスとエンタープライズ版サービスでは環境変数の命名規則が異なりますが、必ず同じデータベースインスタンスを指すように設定してください。

Docker Compose 設定

Docker Compose デプロイでは、.env ファイルを編集してデータベースを設定します。

1. 環境変数リファレンス

コミュニティ版サービス (Dify API / Worker)

エンタープライズ版サービス

2. 外部データベースモード

外部データベース(AWS RDS、Google Cloud SQL、TiDB Cloud など)を使用する場合は、以下の手順で設定してください。
  1. .env 環境変数の変更:上記の変数を外部データベースのアドレスに書き換えます。
  2. COMPOSE_PROFILES の調整(任意):内蔵データベースコンテナの起動を防ぐため、COMPOSE_PROFILES からデータベースタイプ(例:postgresql)を削除します。
  3. データベースの手動作成:Dify を起動する前に、外部インスタンスで必要なデータベースを手動で作成する必要があります(詳細は後述のデータベースの初期化を参照)。

Helm Chart 設定

Helm デプロイでは、values.yaml を通じてデータベースを設定します。

1. 内部データベースモード (PostgreSQL)

デフォルトでは、Helm は内蔵の PostgreSQL コンテナを起動します。

2. 外部データベースモード (本番環境推奨)

外部の PostgreSQL、MySQL、または TiDB に接続します。

データベースの初期化

1. 内部データベースモード

Docker Compose または Helm の内蔵データベースを使用する場合、システムは自動的に初期化スクリプト(dify-postgresql-init.sql など)を実行して enterprise および audit データベースを作成します。

2. 外部データベースモード (手動作成)

外部データベースを使用する場合、Dify を起動する前に以下のデータベースを手動で作成する必要があります。

PostgreSQL

MySQL / TiDB


よくある質問 (FAQ)

なぜ 2 組のデータベース変数があるのですか?

コミュニティ版サービス(Python)とエンタープライズ版サービス(Go)で異なる設定規則を使用しているためです。設定時には、両方の変数が同じデータベースインスタンスを指していることを確認してください。

TiDB ではどのエンジンを選択すべきですか?

TiDB は MySQL プロトコルと互換性があります。設定時は DB_TYPEDB_ENGINE を両方 mysql に設定し、ポートを TiDB のサービスポート(デフォルト 4000)に指定してください。

SSL/TLS 接続を有効にするにはどうすればよいですか?

  • Docker Compose: DB_SSL_MODE="require" を設定します。MySQL/TiDB の場合は、さらに DB_TLS="true" を設定してください。
  • Helm: dialectOptions 配下の対応する sslMode または tls フィールドを設定します。